ココリコ田中×長沼 毅の「図解 生き物が見ている世界」が面白かった件
20年以上前、ある日突然母親が捨て猫を拾ってきて以来、実家には猫がいる。
初めて一緒に暮らした猫は「たま(♀)」と言います。
実家が3丁目だったからです。
※たまの写真はもうなかったので、同じく茶白の月ちゃん。
まん丸でキレイな目のたまが外を見つめる姿を見て、母が「何考えてるんだろうね?」と呟いた。
動物の目にはどう映って、何を感じているのか?と、とても興味がわいたのを覚えている。
最近、「クジラの歌」というブログの中で、とある本が紹介されており、まさに私の好奇心が満たされる本だわ!とすぐに購入。
(このブログはかふぇいんさんという方が書いていて、動物愛護に関する記事や本をたくさん紹介されていますが、それでいて押しつけがましくない、素敵なブログです。)
本はこちら。
ココリコ田中×長沼毅presents 図解 生き物が見ている世界
- 作者: ココリコ・田中直樹,長沼毅
- 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
- 発売日: 2015/07/29
- メディア: 単行本
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タイトルの通り、動物が見た世界を集めた図鑑。
大型哺乳類や昆虫、海洋生物に至るまですごい数が載っていて、よくここまで調べられたなと感心。
人間から見た世界との比較もあってわかりやすい。
虫から見た世界って、なんとな~く魚眼レンズのように映ってると思ってたけど全然違って驚いた。
図鑑と言ってもA5サイズなのでコンパクトなのもグー。
さて。
我らが猫が見ている(と思われる)世界はこんな感じらしいです。
猫の視力はあまりよくなく、75cm前後が一番焦点を合わせやすいのだとか。(へぇ)
考えてみれば確かに猫がこっちを見つめてくるときの距離って、そのくらいが多いかも。
この距離。
じーーー
猫は赤色が識別しにくいという話は有名だけど、これを聞いた時、血や肉の多くは赤なわけで、肉食にとってはそこそこ重要と思われる赤を認識する機能を持っていないのはなぜなのか?と不思議だった。
しかし予想以上に視力が悪かった猫を見て、なんとなく納得。
嗅覚や聴覚がとんでもなく優れている猫は、赤以前にそもそも視覚に頼らずとも全く問題はないのだろう。
人間の夕飯準備で缶詰を開けたりパックをガサガサするとき、どんなに音を立てないようにしても、すっ飛んでくる猫。
ボクチンのごはん??パキって聞こえた。
ねぇごはんは???
(こはだ氏よ。その素晴らしい聴覚を生かして猫缶とコーン缶の違いを聞き分けてはくれないだろうか)
違うとわかるとこのふてくされ顔。
うそつきっ…(▼皿▼)
犬の嗅覚や猫の聴覚など、人間より何万倍も優れている感覚を1度味わってみたいが、凄まじい騒音や悪臭を想像すると、ちょっと恐ろしい。