東京OL日記

バツイチ30代、IT企業で働くOLです。29歳で東京で中古マンション購入し、愛猫の無毛猫スフィンクス「うに」♀と「こはだ」♂の成長記録とともに、日常生活を綴ったブログです。

ペットショップでの生体販売

私はペットショップが嫌いです。

産まれてすぐにお母さんと引き離された、
手のひらに乗るくらい小さな小さな犬や猫が、
狭くて小さい箱に入れられて、
商品として陳列されてる姿を見るのが辛いからです。

うにと出会う前、今から4カ月半前に、
池袋のとあるペットショップで、うにと同じ、
小さなスフィンクスがいるのを見つけました。

80万円の値札が付いてました。
いい家族が見つかるといいね。。そう思いながら、帰りました。

そして一昨日の日曜日、電気屋に買い物に出かけた際、
通り道にあるショップの前を通り、あれから4か月以上経ってるし、
さすがにもういないよね。いないでほしい。
そう思いながらショップに再び入ってしまいました。

しかし、そこには紛れもないあの時の子がいました。
成長して大きくなった子は、50万円になっていました。
ショックでした。

まさかまだいるなんて夢にも思っていなかったから。

しばらく動けず立っている私に気が付いたのか、
その子はムクッと起き上がり、消え入りそうな声で、
にゃぁ、にゃぁと鳴いていました。

僕はここにいるよ。撫でてよ。出してよ。

そんな風に聞こえました。

あれから4カ月以上、ずっとこの狭い箱の中で、
毎日たった1人で過ごし、
人が来るたびに助けを信じて鳴いていたその姿は、
あまりに悲しく、辛いものでした。
涙が溢れ、逃げるように店を出ました。

ごめんね。
飼えないのに、無責任に見に行ってごめんね。
私は、何もしてあげられないんだ。。ごめんね。

あの子の声が、姿が、今も頭から離れないのです。

家族連れやカップルがショーケースに群がり可愛い可愛いと言ってることが、
私には理解出来ません。

これを見て、残酷さ、異常さに気付かないのでしょうか?
仮に一般家庭で、猫や犬を50cm四方のオリで飼っている人を見ても、
虐待以外のなにものでもないと、思わないのでしょうか。

表現豊かな猫、愛情深い犬、動物にもたくさんの感情があります。
人と同じ、辛い、悲しい、嬉しいと、感じる生き物です。

だから、今のペットショップの在り方は間違ってると思うのです。
日本でも、1日も早く命の展示販売が禁止されればいいと、そう思っています。

どうか、あの子が安心して暮らせる家にもらわれていきますように。

心から願っています。