アメメリカン ギャングスター in 桜木町ワーナー
(感想:ネタばれあり↓)
3ヶ月前から大きな期待をしていたアメリカンギャングスターをやっと観てきました。
「暗黒街のカリスマと正義の刑事」
キャッチコピーだと刑事のラッセルクロウが麻薬王のデンゼルワシントンを捕まえる物語のようだけど、実際にはそうじゃない。
ラッセルクロウ扮するリッチー・ロバーツとデンゼルワシントン扮するフランク・ルーカスの絡みは最後までなく、二人が向かい合った瞬間は本当に手に汗握るシーン。
刑事から弁護士へ転身後、最初の依頼人がフランクだったことには感動した。
2時間半があっという間に過ぎて、退屈しない。
実話だから、フィクションのギャング映画のような派手さはないけど、説得力があり見応えがあった。
1970年頃、ベトナム戦争が行われていた時代のアメリカ。ギャングよりも「悪」である警察。
こんなにも荒れていた時代、リアルな描写で、もし自分がこの時代を生きていたらと考えると恐くなった。
アメリカの悪は、日本とはレベルが違う。
1970年前後のニューヨークはこんなだったんだと、それだけでも見る価値があるんではないでしょうか。
私の友人達の感想は賛否両論、いまいちとの意見も多いけど、私は、久々のいい映画でした。